夏は股間が痒くなる~♪というCMがありましたが、アトピーによるデリケートゾーンの痒みは夏でなくても生じています。とはいえ、この時期から夏にかけて、脇やひじの内側など含め汗のたまりやすい場所はやはり痒くなる頻度は高いですよね。
このCMの商品や類似品は市販薬なので普通に我々が薬局で手にすることが出来ます。これで治まる症状であれば是非ご使用ください。ただこれらの市販薬にはステロイドが入っていることが多いので、その点はご注意くださいませ。
水で洗い流す
男女共医師に見せるのもはばかれるような場所にもアトピーは容赦なく生じます。トイレに駆け込みバリバリ掻いたり擦ったりつねったり…。アトピーあるあるなので恥じることはないと思います。

ただこのレベルのアトピー究極の痒みに市販薬が効果を見せることはあまりないのではないでしょうか。ストレス具合や考え方次第ですが医師処方のステロイド剤の使用も致し方ないのでは、と考えています。
これらの薬でも痒みが治まらない時、「水で流すのが一番ですよ」とアトピーの理解度高めなお医者さまに言われたことがあります。何度も何度も薬を塗り直すぐらいなら、原始的な方法、水で洗い流す、是非お試し下さい。ただしこれは水で洗い流せる環境に居る場合、そして水で流せる箇所の場合…です。
お酢を付ける
これを肌トラブルがない方が読んで下さっている場合、「あり得ないっ!」又は「意味不明」と感じることだらけだと思います。肌の奇麗な人でもお酒を飲んだ時や疲れが出た時、痒みを生じる場合に持ち歩いているムヒなどを付けているのを見ると、通常の人でも痒みを感じることはあるのだな、とは思いますがアトピーの方が24時間闘っている痒みは神憑り的な究極の痒みです。
神経、頭や身体の内部から発しているものなので努力で何とかなるものではありません。掻いて当然。掻かないでいられるなんてことは無理です。掻いていることを、掻いてしまった自分を責めないであげてください。
ただそれでも対処療法、何とか楽になる方法を考えたいものですよね。痒みより沁みるor痛い方が「まし」、という方で限定された箇所であればお酢を付けてみるのも良いかもしれませんよ。一時的に酢が匂う、沁みるor痛みますが、狂人的な痒み対策の一つにはなります。穀物酢など糖分の含まれていないもので試してみてくださいね。個人的には薬を何度も塗るより心の疲労感が少ないので行っています。
本日のまとめ
お伝えした究極のデリケートゾーンの痒み対策は、医師から口頭で案内された方法です。民間療法では農業用途の木酢液を薄めてつける、なんて方法もあるようですがご本人・ご家族・医師と相談と判断のうえでお試しいただけると幸いです。個人的にご連絡いただければ実際どの箇所にどうしたか、も具体的にお知らせいたしますのでご遠慮なく。