アトピーという言葉が“通じない”国での気付き
今回ニュージーランドを訪れ、短い滞在の中では重度のアトピーの方に出会う機会はありませんでした。
そもそも「アトピー」という言葉自体が日本ほど一般的ではなく、体感としてはアトピー人口が少ないのかな、と感じたほどです。
もちろん、人口の少ない国という背景もあるのでしょう。
日本より“規則正しい”と感じたニュージーランドのシステム
少し話はそれますが、ニュージーランドの社会システムは、日本よりも規則正しく、パンクチュアルだと感じました。
日本では山手線の正確さがよく話題になりますが、実際には“お客様トラブル”や“車両点検”などで遅延が頻発します。
一方、ニュージーランドの国内線は小〜中型機ながら、5分刻みのスケジュールが見事に定刻通り。
母が「まるでバスみたいね」と言っていましたが、これはむしろ日本以上の厳格さの表れかもしれません。
心温まる機内での出来事
1時間ほどの短いフライトでも、水・お茶・コーヒーのサービスがあり、着陸前にはキャンディーサービスまで。その際、後ろの席の女の子に、肝っ玉母さんのようなCAさんが「もしよかったらお手伝いしてくれる?」と声をかけ、小学生の彼女がキャンディー配りを代行していました。
「Would you like a candy?」と一生懸命に配る姿に、普段飴を舐めない私まで「Yes, please!」と受け取ってしまうほど。
着陸前の確認時、CAさんが「お手伝いありがとうね」と声をかけると、
女の子は誇らしげに「次のフライトはいつ?」と聞き返していました。
母が「将来CAさんを目指すかもね」と微笑んでいたのが印象的でした。
まったく違うアトピーへの“視点”
そんなアットホームで秩序ある国ニュージーランドですが、実はアトピー人口は先進国の中でも上位に位置し、幼児の約10%がアトピーと言われています。
しかし、日本と決定的に違うのは“心配される理由”です。
日本では
- 見た目がカサカサで汚く感じられる
- 赤い、黒ずんでいて見栄えが良くない
- 他の人と違うから心配
という“外見”に焦点が当たりがち。
一方ニュージーランドでは、
本人のストレス、生活の質(QOL)、幸福感の低下
にしっかりと目が向けられています。
「どう見えるか」ではなく、
「どう感じているか」「どう生活に影響しているか」
が重視されているのです。
私が伝えていきたいこと
この視点の違いは、アトピーと向き合う上でとても大切だと感じました。
私はこれからも、
- アトピーの苦しみ
- 改善のために必要な視点
- 肌と心の両面を支えるアプローチ
を丁寧に伝え、試行し続けていきたいと思います。