大人になってもアトピー性皮膚炎が消えない、もしくはぶり返した方々の多くは、首から顔に症状が出ている場合も多いです。身体、肌のあちこちは洋服を着たり、下着を着けたり、靴下を履いたり…季節によってはカバーされ守られますが、顔は一年中空気に触れ、外界・人々と面しています。
実は他人はさして他人のアトピーを気にしていません。「▼▼は顔が赤い人ね」とか「〇〇さんは色黒」と人の特徴として記憶されている場合も多々あるかと思いますが、世の中には「アトピー性皮膚炎」という存在すら知らずに生活している方も多いです。
ただアトピー性皮膚炎を顔に患っている人の中で、それを全く気にせずに生活が出来ている人はあまりいないのかな、と思います。もし全然気にならないよ~と心から言える性格であれば、きっとアトピーの症状は改善している事でしょう。
そして顔は毎朝・毎晩洗います。水で洗うが良いとかぬるま湯が良いとかこれまた諸説ありますが、総合的な意見と自身の経験を鑑みると結果シンプルが良いのかなと考えます。以下は自身が長年、まるでフランケンシュタインの様な生傷が顔に出ている時を含めて朝晩実行している方法です。
①マッサージクリームを顔に馴染ませる
汚れを浮かせてくれるマッサージクリームを顔に馴染ませます。大きな生傷でも沁みないスクワランオイル系の商品を使用しています。大きな傷がある時にはそっと、その周囲からなじませる感じにします。カサカサ、ガサガサで荒れている時には保湿されほっとします。爪で掻いてしまわないよう、白いクリームが透明になるまで出来る限り指のはらでくるくる肌に浸透させます。
②ぬるま湯で流す
シャワーがある限りシャワーのぬるま湯で1分程度洗い流します。ベタベタ感がある程度取れれば、残ったぬめりは気にしません。
③RVウオッシュを馴染ませる
いわゆる洗顔です。RVウオッシュを1プッシュ手に取り、顔に優しくなじませます。濡れたままの顔、濡れたままの手で行い問題ありません。細かい傷を含め傷口に沁みを感じる事がありますが、その分後程痒みが治まる為、我慢できない痛みでない限り肌に浸透させるイメージで1分程度おきます。首に症状が出ている時は、首まで延ばしています。界面活性剤等を使用していないので「泡立ちがない」と感じられるかもしれませんが、実は泡立ちと洗浄力は関係なく、RVウオッシュでも十分汚れは落ちるのでご安心ください。
④ぬるま湯で洗い流す
シャワーがある限りシャワーのぬるま湯で再度1分程度、気持ち悪さがなくなるまで洗い流します。残った肌感はアトピー肌には割と縁遠い「潤い」と考えています。
⑤タオルで拭く
痒みが酷い時には、タオルを使って掻くイメージでゴシゴシこすりがちですが、出来る限りそれを避けます。真新しいタオルより、少し使い古したタオルの方が水分を吸ってくれるので、少し古めのタオルで顔を抑え、水が垂れない程度に顔と手を拭きます。
⑥化粧水等をつける
化粧水水導入剤⇒化粧水⇒マテリアリフレ⇒乳液の順で手に1プッシュずつ取り直接付けています。アトピーの症状が落着いている時には途中のマテリアリフレをスキップする時もありますが、アトピーの症状が酷く痒みを感じる時ほど、自然・大豆由来の害も副作用もない薬の様なもの、と考えこの流れを大事にしています。ここでも細かい傷含め沁みる事もありますが、悪化し痒みを感じる個人的な体験はない為、沁みる=効果ある、と鑑みて愛用しています。
今回のまとめ
以上は悪までアトピー性皮膚炎に長年悩み編み出した方法の一つです。アトピー性皮膚炎や敏感肌をお持ちでここに訪れた方の参考になれば幸いです。直接お問い合わせいただけましたら、顔の生傷に付けた薬や時期や症状により洗顔後に付けた化粧品等の詳細もご案内いたします。